夏輝(なつき)とお母(かあ)の毎日のこと・・・エーッ( ̄□ ̄;)!!熊が居そう(;゜∇゜)

 公園や歩道に植えられている植物に名札が設置されているのを見かけるけど、植物に興味があったり名前を知りたい人にとってはとても便利なんだって。ワンコのぼくにとって街路樹の名前は興味がないけど、根元付近に印されたお手紙(他のワンコがつけたマーキング)はワンコ同士の情報交換になるから、その点では街路樹の存在はとっても大切なんだ。
 植物の名前はほとんどが和名カタカナで標記されているよね。お母(かあ)の職場(植物園)でもほとんどの植物に名札を付けているけど、やっぱり和名カタカナ標記なんだ…
でもね、このカタカナっていうのが、植物の名前を全く知らない人にとっては曲者なんだよ。例えば、ヒトツバカエデっていう木があるんだけど、初めてその名札を見た人が「エッ!?ひとつ馬鹿?エ…デ…( ̄▽ ̄;)」なんて読んでたし、別な親子が「クマガイソウ」の名札を見て「ねぇママ、熊が居そう、だってさ」なんてお話ししていたんだって。うちのお父(とう)も「ヤマハタザオ、ヤマハンノキ、ヤマハッカ」の名札を見て「この植物は(株)ヤマハに関係ある植物なの?」なんてとんちんかんな質問をしてくるし…┐(-。ー;)┌
 固定観念て凄いね。「カタカナはどこで切ったら良いかわからないから漢字標記があると嬉しい」ってお客様から要望があったから即、漢字名を書き足したお母(かあ)なんだ。
 ヒトツバカエデ=一葉楓、クマガイソウ=熊谷草、ヤマハタザオ=山籏竿、ヤマハンノキ=山榛の木、ヤマハッカ=山薄荷…ほらね、漢名をつけると、ひとつ馬鹿エデや、熊が居そうや、(株)ヤマハじゃなくて、何かしら意味があって名付けられていることが何となく解るよね(^.^)
 そんなことを思いながら、ひとつひとつの植物を観察するのも楽しいよ~(ってお母(かあ)が言ってるよ)(*^.^*)
 写真はクマガイソウ(熊谷草)。似た野草にアツモリソウ(敦盛草)があるんだけど、名前の由来は、膨らんだ花の部分を昔の武士が背中に背負った母衣(ほろ)に見立てて、源平合戦熊谷直実平敦盛にあてたものなんだって。
 クマガイソウの花の部分は「神秘的」とか「母衣(ほろ)というより心臓みたいで気持ちが悪い」など人によって賛否あるけど、乱獲や環境破壊によって絶滅危惧の指定を受けている稀少な植物なんだよ。

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