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夏輝(なつき)とお母(かあ)の毎日のこと・・・冬枯れの木々の枝先に

 葉っぱが落ちて寒々とした木々の枝先を見ると、鮮やかな黄緑色が目につくことがあるんだよ。ぼくは全く興味がないけど、お母(かあ)は「何て綺麗な色合いなんだろう♪」って嬉しそうな顔でしばらく見上げているんだ。青空と雪景色にお似合いの鮮やかな黄緑色。それは「ウスタビガ」っていう大型の蛾の繭(マユ)なんだってさ。サナギは温かい春になるまでマユの中でヌクヌクとしているんだろうなぁ~と思っていたら、マユの中にはもうサナギもなんにもなくて空っぽなんだって~。その証拠に、マユを手に取って上部の平ったいところを押してみるとパカッと開いて、中を覗くとサナギの脱け殻だけが残っているんだよ。サナギは秋口にマユから出て成虫(蛾)になるんだって。幼虫やマユは綺麗な緑系だけど、成虫(蛾)は黄褐色系の地味な色なんだよ…だけど、翅の目玉模様がカッコいいんだよ。マユはキレイだからってお家に持ち帰ったりしちゃ駄目だよ。マユを良く見てみると卵がついていることがあるんだ。ウスタビガは、幼虫が好きな植物以外に自分が抜け出したマユに卵を産み付けるんだって。でもさ、せっかくだから凍えないようにマユの中に産み付けてあげればいいのになってぼくは思うんだよ。
 幼虫は触ると「キューキュー」って音をたてるんだってさ。ぼくは聞いたことがないけどお母(かあ)が「ネズミさんみたいな可愛い声だよ」って言ってたよ。今度春になって幼虫を見つけたら聞かせてもらおっと。
 お母(かあ)は植物のことだけじゃなくて、自然のさまざまを案内することもあるから、散歩中も色んなもの探しに夢中なんだよ。ぼくもその間自由だからいいんだけどさ♪
 写真はモミジの枝先についていたウスタビガのマユだよ。冬の青空と冬枯れの木に似合っているでしょ。お母(かあ)のお友だちが撮ってくれたんだ。

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