なつき)とお母(かあ)の毎日のこと・・・オオハンゴンソウのこと

 お母(かあ)がこの花を知ったのは、シナリオ本まで買い揃えたくらいはまっていたTVドラマ「北の国から」のワンシーンでのこと。
 1998年頃(かなり古いな~~w(°O°)w)の作品で、純と蛍は大人になっていて幼なじみの正吉が蛍にプロポーズするために百万本のオオハンゴンソウを贈り続けるんだけど…そもそもどうして百万本のオオハンゴンソウなのかっていうと、百万本のバラの花を贈ろうと計算したら数億円かかるわけで…お金のない正吉君は、空き地一面に咲いている黄色い花を見つけて「この花ならお金もかからない…よし!!これを贈ろう」ってことにしたんだってさ。
 空き地に蔓延る帰化植物の代表といえばキク科のセイタカアワダチソウ…このオオハンゴンソウも同じキク科の帰化植物だけど、あの頃はオオハンゴンソウはお母(かあ)の住んでいた白石市辺りではあまり馴染みのない花だったから「一面に咲いた黄色のオオハンゴンソウをいつか見てみたいな!北海道まで行かないと見られないのかな?自分ももし贈ってもらえるならバラの花よりオオハンゴンソウが絶対いいなぁ」なんて思っていたんだって。
 それから数年後、ぼくの住んでいる秋保(あきう)の空き地や道ばたでも見かけるようになって、今では誰にでも知られる花なんじゃないかなぁ。
 お母(かあ)の夢は叶ったけど…北の国からで見たような「空き地一面のオオハンゴンソウ」にはまだ出逢えていないんだ。オオハンゴンソウはやっぱり広大な北海道の風景に合うみたい…オオハンゴンソウの花を見ると、毎日毎日無心にオオハンゴンソウを刈り取っている正吉の姿を思い出すお母(かあ)なんだよ。 

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